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『 なりたい自分になる 』ということ・4

kage

2016/11/08 (Tue)

何かトラブルがあると大暴れしていたK君は、
『絶対に叱らないぞ作戦』と『一緒に遊ぶと楽しいぞ作戦』を実践していく中で
徐々に落ち着いていきました。

K君は何か困ったことがあったら自分では伝えられないけれど
私には知っていてほしいと思うようになりお母さんを通して自分の失敗を告げるようになりました。

「今日は園で鉛筆で線を書く練習をしていて、手を振り上げた拍子に隣の子の目のあたりに
鉛筆の先が当たって、先生から目に当たったらどうするのって注意されたみたいです。」
とお母さん。

園にも叱ったら逆効果ですよと伝えているけれど、なかなかとっさの時の判断は難しいようです。

私は訓練室でK君をすごろく遊びに誘い、サイコロを振る合間合間にさらりと聞きました。

「やっつけようと思ってやった?」
「いいや。」

K君もさりげなく、すごろく版に目をやったままで答えました。

「わざとでなかったんだ。偶然当たったのに叱られたんだ。」
「ウン。」

私は子どもたちの癇に触れるような話をするときには、簡単に答えられるように
Yes か No で答えられる質問で聞くようにしています。
視線を合わせて話させると余計に緊張が高まりますから、何かしながらね。

「でも、目に刺さらなくてよかったよね。」
「ウン。ウン。」

「そうか、お友達をケガさせるような人になりたいと思っているわけではないんだ。
 先生、ホッとして涙が出そう。」

K君は私のほうをチラと見て、泣きそうな顔になりました。


すごろくが終わって、私は鉛筆の持ち方を教えました。

「鉛筆は棒を持つように持ってはいけないよ。
 とがったほうの近くを親指と人差し指でつまんで中指を添える。」
「そうそう上手、鉛筆を手にするときは必ずこの持ち方、
 後で持ち替えようとしないで始めからね。そしたら人をケガさせることもない。」


私はその他にも人にハサミを渡すときの向きや
机上に物を置くとき大きな音を立てたらいけないことや、
落ちないように場所を考えることなどを、教えました。
当たり前にできるようになるまで、徹底的にね。


お遊戯会には参加したいのか、参加したくないのか、
お遊戯会の練習を邪魔したいのか、邪魔したいと思っているわけではないのか、
小学校入学までに名前を書けるようになりたいかなりたくないか、

私はことあるごとに、K君にこうありたいと思う自分の姿について
自己決定を求め、その決定がうまくいくように援助しました。


『 K君の中に(なりたい自分)の姿を明確にする作戦 』の開始です。


当初の目的であった発音の練習も少しずつ取り組めるようになってきましたが、
何分、注意が非常に短く、先生が言い終わってから言ってねと言っている間に、
他の物に目が行ったりします。

児童精神科の医師とも相談し、注意力を上げるための薬も処方してもらうことにしました。
その薬を飲むか飲まないかについても自己決定してもらいました。


そうしながら、K君は徐々に落ち着きトラブルの回数も減っていきました。


でも、安心するにはまだ早い。



小学校には薬だけではどうにもならない大きなストレスがK君を待ち受けていました。





          ・・・また、続きです。ごめんなさい・・・


この記事へのコメント

kage

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Posted at 13:18:33 2016/11/30 by

この記事へのコメント

kage

鍵コメさんへ

コメントありがとうございます。

せっかくなのにうまくいかなくて申し訳ありません。
更新がないブログに関しては自動的に承認待ちになるということでしたが、よくわかりません。

FC2に聞いてみようと思いますが、今日(12月1日)更新しましたので、もう一度送信してみてください。
お手数ですがよろしくお願いします。

Posted at 21:36:11 2016/12/01 by rainwoman

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kage


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